前回のオリンパスPEN2「セッティング編」に続き
今回は実際に撮影した時の感想を画像や動画と共に
ご紹介します。

撮影者は・・・
TRYS店主:石引(水中撮影暦14年)
TRYS店長:盛岡(水中撮影暦10年)
なんちゃってダイブマスター:北上将太(水中撮影暦4ヶ月)
今回の撮影は、オリンパスの最高機種E-5に搭載されている
機能「水中ホワイトバランス」がPEN2にも搭載されたので
水中での色彩の良さを試すのが大きな目的でした。
そこで、水中ホワイトバランスの効果を最大に引き出すために
「水中ワイドモード」と「水中マクロモード」で撮影しました。
まずは、水中で簡単にモードを切り替えられるように
Fnボタンに割り当てます。

もうひとつセットしておきたいのが、スーパーコンパネ

これをセットしておけば撮影状態が一目瞭然なだけでなく
外部フラッシュ補正もカメラ側から簡単に行えます。
準備はここまで!
いよいよ撮影です!!
場所は紀伊大島の須江。
エントリー直後、最初に試撮りしたものがこちら

砂の中で眠っているハチです。
このときは露出の状態を見るために
とりあえずシャッターを切ったのですが
ピント合わせが非常にスムーズでした。
拡大した画像でもご覧のとおり

コントラストが少ない被写体でも苦にならずピント合わせが出来ました。
下の画像は将太カメラマンが
コンパクトデジカメで撮影したものです。

穴の中の薄暗いところではピントが後ろに引っ張られがちになりますが・・・

PENで撮影すると、労せずピント合わせが出来ました。
色の再現力でも綺麗な色で撮影が出来ました。

撮影モード:水中マクロ
シャッタースピード:1/13
絞り値:F5.5
WB:水中WB
露出補正:-0.7
フラッシュ:OFF
ISO感度:200
撮影深度:6m
何も考えずカメラ任せで撮影した1枚です。
綺麗な赤色が再現されています。
水中マクロモードは初期設定で露出補正が-0.7に
設定されています。
もう1枚下の画像も、フラッシュをOFFにして撮影しました。

撮影モード:水中マクロ
シャッタースピード:1/40
絞り値:F4.6
WB:水中WB
露出補正:-0.7
フラッシュ:OFF
ISO感度:200
撮影深度:12m
この日は、雪の降るどんよりとした天候で
水の中も暗かったのですが、思いのほか
青い背景になりました。
浮遊物が非常に多い中層でしたが
フラッシュを使わないことで、マリンスノーも目立たず
また、ヒメジの赤色も綺麗に撮影できました。
ただ、ダイバーが持っているストロボの赤色は、やや違和感あるようにも
思います。
こちらは別の日に南部で撮影したものです。(撮影深度:14m)

撮影モード:水中マクロ 撮影モード:水中マクロ
シャッタースピード:1/60 シャッタースピード:1/100
絞り値:F5.6 絞り値:F8.0
WB:水中WB WB:水中WB
露出補正:0.0 露出補正:-3.0
フラッシュ:OFF フラッシュ補正:+1.0
ISO感度:200 ISO感度:200
左の画像はフラッシュをOFFにして露出を0.0に上げて
撮影したもの
右の画像は露出を極端に下げた分、フラッシュで明かりを補っています。
両方共に青い海の感じが表現されていますが
右の方が、色彩がより鮮やかになっています。
こちらはもう少し深く水深25m付近で撮影したもの

撮影モード:水中マクロ
シャッタースピード:1/80
絞り値:F8.0
WB:水中WB
露出補正:-0.7
フラッシュ補正:-0.3
ISO感度:200
撮影場所:紀伊大島ナギザキ
撮影中の感想は、
ピント合わせがコンデジに比べて
非常にスムーズでストレスにならないこと。
色の再現は、水中WBを使うことで失敗が少なくなること。
浮遊物など映り込みが多くなる状況では
フラッシュを使わなくても、深度が浅ければ ある程度の色を再現できる。
また、フラッシュと露出補正を効果的に使うことで
簡単に色彩豊かな撮影が可能になること。
画像の記録速度やレリーズタイムラグなどで
イライラするようなことはありませんでした。
もうひとつ、動画撮影についてです。
下の動画3つは、紀伊大島の内浦で撮影しました。
<水深5~6mで、ライトなしで撮影>
驚きはこの色です。
水深が浅いこともありますが、青被りがありません。
水中ライトを照射しなくてもこれだけの色が再現できました。
もちろんカラーフィルターなどは使っておりません。
<水深25m付近で、ライトなしで撮影>
こちらはさすがに画像全体が青くなっているのが
お判りいただけるかと思います。
<同じ場所で、ライトを照射して撮影>
そこで、水中ライトを照射して撮影するとご覧のとおりです。
水中ライトの光量は一番弱くしているのですが
やや、トビ気味になってしまいました。
ライト側に減光フィルタなどの工夫をする必要があるかもしれません。
しかし、他は水中ビデオカメラで撮影したのと遜色ないように思いました。
ただ、撮影中にズームレンズを動かしてワイド側~テレ側と変えることは可能ですが
フォーカスはオートではないので大きく移動する生物などは、
動画撮影は難しくなります。
他にも細かな点で、良いところや今後改善を期待したいところなどが
ありますが、全体を通して考えると
コンパクトデジカメより遥かに、簡単に上手く撮影できて
一眼レフカメラに比べると、軽量コンパクトな分、取り回しが楽で
水中でも撮影しやすいこと。
そして価格がリーズナブルなところ。
今までの一眼レフ&ハウジングでは手が出ない金額だったのが
かなり手の届くところまできた感がします。
コンデジと一眼の中間といったところでしょうか?
とりあえず、まずは一度使って水中撮影してみたいという方は
ご連絡下さい。
只今、モニター機をご用意しておりますっ!

オリンパスPEN2で水中撮影①「セッティング編」はこちら